後発白内障とは
白内障手術を行った後数ヶ月以降、眼のかすみやぼやけ・眩しさなどの症状が出てくることがあります。
これは『後発白内障』というもので、白内障手術を行った人のみに起こる合併症のことを言います。
原因として、白内障手術で眼内レンズを埋め込む際、固定の為に残しておく水晶体の袋(後嚢)が時間とともに濁ってきてしまうために起こります。
発症率は術後1年で10%、3年で20%、5年で30%と言われており、発症後必要に応じて濁りを取り除く治療をします。
そのための処置としてYAGレーザー(後発白内障レーザー)があります。
後発白内障の治療では再手術の必要はなく、レーザーを照射し硝子体の袋の中心部分に穴を開け、濁りを取り除き光を通すことで視力の回復を促します。
痛みはなく施術時間は2、3分で終わります。
〈YAGレーザー前〉
〈YAGレーザー後〉