眼科便り

2023年3月17日

硝子体手術

黄斑上膜、黄斑円孔、網膜剥離、硝子体出血等、日帰り手術で行っています。以前は糖尿病や静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫は積極的に手術を行いましたが、今は抗VEGF薬の認可により薬剤治療が第一選択となっています。当院では聖マリアンナ医科大学元教授、高木先生が網膜硝子体専門外来を行っております。手術希望の方はまず一般外来受診をお願いします。

2023年3月8日

緑内障について

失明原因の第1位です。
40歳以上の5%の方が緑内障と言われています。40歳以上の方には1年1回の検診をお勧めします。
主に閉塞隅角緑内障、開放隅角緑内障があり、閉塞隅角緑内障には早期の白内障手術が有効です。
開放隅角緑内障は眼圧にもよりますが、急に悪化することは少なく点眼治療で眼圧を下げます。まず1種類から始め、視野進行があれば点眼を追加します。1本の点眼瓶に2種類の薬が配合されたもの(合剤)を使い、2本(4種類)まで使いそれでも悪化する場合、手術となります。どのような手術をするか、点眼でいくか、は専門の知識経験が必要です。当院では専門外来にて方針を決めています。

2023年2月28日

多焦点眼内レンズについてもう少し詳しく

多焦点の度数はaddで表します
遠方(5m)1.2が出るように合わせるとadd+1なら1m(テレビ)が1.2見え、add+2は50cm(パソコン)が1.2、add+3なら約30cm(読書)が1.2見える、ということです。ただ実生活では1.2見える必要はなく0.6以上あればメガネなしで可能と言われています。

・単焦点レンズ add±0
遠方1.2に合わせるとそれより近くはぼやけますが1〜2mは0.6以上出るためテレビは裸眼で見られます。70cm(料理をする)、50cm(パソコン)、30cm(読書)はメガネが必要です。

・アイハンス add+0.5
2mまで1.2可能、70cmより近くは0.6以下なのでメガネが必要。(単焦点レンズと大きな差はないようです)

・レンティスコンフォート add+1.5
70cmまで1.2可能、50cmまで0.6以上なのでパソコンはメガネなしで可能。
片側を遠く(±0)に、片側を1-2m(-0.5から-0.75)に合わせると、遠方から30cmまでメガネなしも可能。

・選定医療レンズ add+3
30cmまで1.2可能。読書もメガネ無し可能。
ただし加入度数が強くなる(近くもメガネ無し)ほどハロー、グレアが強くなりコントラストが低下します。

以上を考慮してレンズ選択をしています。

2023年2月20日

抗VEGF抗体硝子体内注射について
当院ではアイリーア、ルセンティス、ラニビズマブBS、ベオビュー、バビースモの5種類の投与が可能です。
第一選択はアイリーアですが、全身状態 負担金額の軽減を考慮してルセンティス、ラニビズマブBS等を第一選択にすることもあります。アイリーア等で効き目が悪い、何度か投与していて徐々に効果がなくなるなどの時は黄斑専門外来(井上先生)の診察にてベオビュー、バビースモ等の投与を検討しています。

2023年2月6日

コロナ感染症続く中スタッフ感染等で一時的に人手不足になることがありご迷惑をおかけしてます。今後も感染対策を徹底していきたいと思います。

外来は一般と専門外来があります。
一般外来は予約、予約外どちらでも受診できます。予約の方の診察の後、予約外の方の診察になります。予約はwebもしくは電話でお願いします。
専門外来は緑内障、網膜硝子体(手術)は一般外来受診後、予約になります。黄斑(井上先生)小児(畑先生)角膜(清水先生)はwebもしくは電話で予約が可能です。

手術は斜視以外全て対応しており、全て日帰りで行っています。

翼状片、白内障手術が特に増えています。翼状片は久里浜地区が海に近いのが関係あるかもしれません。

白内障手術は機械の進歩などで、より安全に出来るようになりました。眼内レンズがここ数年進歩し健康保険適応レンズ、選定医療レンズ(レンズ代自費)など多数のレンズを選べるようになりました。
健康保険適応レンズは近視、遠視、乱視に加え多焦点も選択出来るようになり(どのレンズも負担額は同じ)ほぼオーダーメードに近い形でレンズを選択出来るようになりました。両眼手術だと、健康保険適応多焦点レンズは+2D加入レンズで、ピントを遠方に合わせるとパソコンが、1メートルに合わせると新聞がメガネなしでほぼ見ることができます。遠方から新聞までメガネなしでみたい方は選定医療で+3D加入レンズを選択されるようです。当院では6~7割の方が健康保険適応多焦点レンズを選択されています。

これからも満足度の高い治療を目指して努力してまいります。