ドライアイ検査機器 idra(アイドラ)

ドライアイ検査機器 idra(アイドラ)

ドライアイは「目が乾く」という症状だけではありません。
「目が疲れやすい」、「目がゴロゴロする」、「涙が出る」等、症状はさまざまですが原因は大きく3つに分けられます。

ドライアイの原因は大きく3つ
乾燥から目を守る涙の3層構造
  1. 水不足・・・水が足りない、涙液の分泌が減少するタイプのドライアイ
  2. 脂不足・・・脂が足りない、脂の分泌が低下し涙の蒸発が進むタイプのドライアイ
  3. 水不足脂不足・・・水も脂も足りない、混合型のドライアイ

ドライアイの分類を明確にし、的確な治療方針をすることに役立てることが可能です。
治療前、治療後で改善していることが数値で判断できます。
油層と涙液層を測定し、油の少ないタイプなのか、水の少ないタイプなのか、混合型のタイプなのかを検査で知ることが可能です。

ドライアイの原因を調べる主な検査

① NI(K)BUT(BreakUpTime:涙液の破壊時間を測定)
瞬きをした直後から表面の涙の膜が崩れるまでの時間を調べ、涙液の安定性を測定します。
この値が10秒以内で崩れる場合ドライアイの傾向があると判断できます。
6秒を切ると自覚症状が出ていることがあり、水と涙のバランスが悪く、目の表面の涙液層が崩れやすいため乾く等の不快感を感じている可能性があります。

正常

正常

ドライアイ

ドライアイ

②涙液メニスカス(目が乾いても十分な涙が分泌されない水不足タイプの涙液減少型ドライアイ)
涙液メニスカスとは、下まぶたと白目の間に溜まった涙のことを言い、溜まった涙の量を高さとして測定し、涙の量を測定します。
高さが0.2mm以下は水の少ないタイプのドライアイであることを示しています。

   

↑0.15㎜と測定が出たので水の少ないタイプのドライアイ

③インターフェロメトリー(涙の蒸発を防ぐ油分が分泌されない油不足タイプの蒸発亢進型ドライアイ)
インターフェロメトリーとは、眼の一部(涙の油層)に光を当て油膜の動画を撮影します。その光の反射具合により、油の量が十分に分泌されているか、油の厚みを測定します。
厚い油層だと75nm以上、薄い油層だと60nm以下で60nm以下は油が足りないタイプのドライアイであることを示しています。

   

↑47㎚と測定が出たので脂の少ないドライアイ

④マイボグラフィー(赤外線カメラでマイボーム腺を高度撮影し欠損の有無を調べる)
脂を分泌するマイボーム腺に欠損がないか調べる検査です。
欠損があると、脂を十分に分泌できず水の蒸発を防ぐことが難しくなり、油層の分泌が低下し、特に蒸発亢進型ドライアイによる眼不快感を引き起こします。

正常の人

正常の人

欠損のある人

欠損のある人

Idraできちんと検査し、どのタイプのドライアイなのか調べ、原因に応じた治療を行うことが大切です。