MIEr(ミエル)
NAVISに新しく導入した、撮影画像を鮮明化できるソフトです。
この技術は、画像の解析、診断の精度向上に非常に有用です。
MIErとは
- 産業用に開発された画像鮮明化システムを医療用に最適化したもので、独自の処理により、画質を向上させます。
- AIでの予測作画や他の画像処理ソフトのように書き換えたりせずに鮮明化します。
- 様々な医療光学機器で撮影された不鮮明な画像ファイル(露出不足、ハレーション、低コントラスト)に対して、MIErで画像処理を行うことで、より鮮明な画像を生成します。
白内障、網膜硝子体疾患、角膜疾患などの画像を鮮明化することにより、眼表面、中間透光体や眼底の変化をいち早く捉え早期治療の助けになります。
広角眼底写真(病名→網膜裂孔)
元画像
- 裂孔部分、範囲が分かりやすくなりました
蛍光眼底検査(造影剤検査)
元画像
- 広い範囲まで見えるようになりました
- 新生血管もわかりやすくなります
生体染色検査(ドライアイ)
元画像
- 傷の大きさ深さがくっきりと分かりやすくなりました
画像を鮮明にすると何が良いか?
上記例のように画像の解像度が上がると病変が見やすくなり、眼疾患が見つけやすくなります。
従来は発見が難しく見逃しがちだった小さな病変の早期診断に繋がります。